JR指宿枕崎線・宮ヶ浜駅近くには、中俣酒造と大山甚七商店の二つの焼酎蔵があります。大山甚七商店は国道226号を中俣酒造から100mほどに指宿に行くと左にローソンがあり、その隣です。ちなみにこのローソン、大山甚七商店が経営していて、ここで大山甚七商店の焼酎を買うことができます。
ここが蔵。
蔵の方にお願いして蔵見学さしていただきました。
まず案内されたのが、焼酎をベースとしたクラフトジンの蒸留器。ジンを作り始めて(確か)4年めとおっしゃってました。
いよいよ焼酎の工程。ここは芋を洗って選別するところ。
磨かれたさつま芋はベルトコンベアに乗って建屋の中に運ばれます。
奥にあるのがサツマイモの蒸し器。
米の蒸し器はドラム型。
一次発酵、二次発酵用の甕壺が並んでいます。
瓶詰め、検査、ラベル張りなどの工程。
蔵の見学のあと、甚七伝承蔵に案内していただきました。
中には貯蔵用のタンク、甕が並んでいます。
ジン用でしょうか、木樽もあります。
大山甚七商店の焼酎はここで購入でき、先ほどのローソンより品が揃っているとのことです。
大山甚七商店は呉服商が始まりで、二階には当時の用度が展示してありました。
今回買った焼酎等です。
一番左の「宮ヶ浜」のラベル。
白麴です。
「薩摩の誉」のラベル。白麴です。
大山甚七商店の代表銘柄で、親原酒に子原酒を継ぎ足す「仕次ぎ」という手法を用いているそうです。
クラフトジン「JIN7」JIN7=甚七でしょうね。焼酎をベースにジュニパーベリーとボタニカル(植物由来成分)を加えています。柑橘系として青の方には「木頭柚子」緑の方には「辺塚だいだい」、いずれも鹿児島産が用いられています。
一番右の「問わず語らず名も無き焼酎」のラベル。製造方法は蔵の秘密です。
最近クラフトジンなどスピリッツを作っている焼酎蔵もいくつかあり、それも楽しみの一つです。