鹿児島市花尾町方面に足を延ばしたら、花尾神社とかくれ念仏洞、これに南泉院を入れた三カ所を見て回るのがお薦めです。鹿児島市街から1時間弱、農業都市センターで四季の花を見た後訪れるのもいいと思います。

今回は花尾神社と花尾かくれ念仏洞です。
花尾神社は島津氏の藩祖忠久が建立したお寺で、忠久公の父母、源頼朝と丹後の局が祀られています。こちらが権現造りの社殿。日光東照宮に似て美しいことから「さつま日光」と言われています。ここに車を止め、車のナンバーを覚えてお参りすると車の御祓いになるようです。


後の鳥居を振り返ってみました。杉木立の中に鳥居と社殿は建っています。

花尾神社の由緒。

社殿の中に入ります。

格子天井には約四百枚の草花の絵が極彩色で描かれています。これも「さつま日光」と称されるゆえんでしょう。

社殿の周りにある手水舎。

小さな池もありました。

ここから花尾かくれ念仏洞まで車で一分ほど。
案内が出ているのですぐにわかります。写真では良く見えませんが、案内板の一番下に「30m先に大駐車場有」と書かれているのですが、ちょっと道が細くて心配だったのでここに車を止めて中に入りました。

30mほど歩くと確かにちょっとした広場になっている駐車場がありました。あずまやと右がトイレです。

花尾かくれ念仏洞とは。

かくれ念仏洞まで200mほど。あずまやの前に杖が用意されています。

結構急な山道が続きます。

念仏洞につきました。

よく見ると、ここは二つの巨岩が合わさった隙間になっています(次回紹介する南泉院の和尚さんに教えて頂きました)。

かくれ念仏洞の案内板。中は八畳ほどの広さです。

中には仏様が安置されています。

入口にある箱の中のお参り道具を借り、ろうそくに火をつけてお参りしてきました。

次回は南泉院を紹介します。