1月17日は母の命日。毎年この日酒寿司を作って偲ぶことにしています。
酒寿司の季節はタケノコ、フキ、木の芽などがおいしい5月連休前後で、なかなか手に入りにくい食材もありますが、それはそれで工夫のしどころです。

今年の具です。左上から下に、シイタケ、タケノコ(水煮のパック)、エビ(赤貝を使うのですが、今年は手に入りませんでした。片栗粉で洗い、背ワタを取って、竹串を刺して背をまっすぐにし、ボイルして皮を剥きます。)、タイ(三杯酢)。真ん中はお米6合。炊き上がってから粗熱を取り、鹿児島の地酒等をかけ2時間くらいおくと、手で握れるくらい”ほとびて”きます。(鹿児島弁)。右の列、フキ(この季節でも手に入るようになりました。)。かまぼこと、鹿児島の郷土料理”こが焼”。酒寿司桶は昔から我が家に伝わるものを、母の供養にと一昨年輪島の漆器屋さんで修理してもらいました。

具材と米を、(米-具)-(米-具)-(米-具)と三段重ねていきます。この分量が、この桶の大きさにちょうど良いようです。

蓋をして、重しをします。


3~4時間したところで蓋を取り、味見をして味が足りなかったら地酒を振りかけます。そして菜花で飾ります。本当は木の芽なのですが、今年は手に入りませんでした。昨年は暖冬だったせいか、別邸の山椒に葉が付いていたのですが、今年は年末の寒波で全部散ってしまいました。しかし、新春に菜の花、季節感がありいいですね。

ここから重しを軽くして、1~2時間、出来上がりです。お米1合が二人前なので、12人前くらいになります。

お皿に盛りつけ、錦糸卵、ごま、ショウガをトッピングします。やはり、香りに木の芽が欲しいところではあります。

今年も美味しい酒寿司ができました。

詳しいレシピはこちらもご覧ください。