紫尾山を望むさつま町には三つの焼酎蔵があり、その一つ小牧醸造です。国道504から少し入ったところに蔵はあります。
門を入って左手にある、こちらが事務所。大きな暖簾がかかっています。
そして蔵のたたずまい。
事務所に入って、蔵の見学できますかとお聞きすると、気軽に社長さんが案内してくれました。ホームページには、蔵の見学のことは載っていませんが、お客さんとの接点を大事にされていて wellcome とのことです。まずは、商品の前でいろいろとお話を伺いました。
小牧醸造のラインアップ。
それと、宝酒造とコラボで造っている、一刻者のラインアップ。この焼酎、芋麹で造っています。芋麹の製造技術が宝酒造、焼酎の生産技術が小牧醸造という事のようです。
いよいよ、蔵の見学。蔵に入るとまず貯蔵タンクがありました。
中に進んでいくと、米麹つくりの装置が二セット並んでいました。右奥に見えるドラムでコメを蒸し、手前の三角屋根の機械で製麹します。
小牧醸造で造っている各種焼酎用の麹が並んでいます。
ここはサツマ芋を選別するところ。下にある二段のベルトコンベアでサツマ芋を選別し、いい芋だけ斜めにかかっているベルトコンベアで上に運び、芋を蒸します。
芋を蒸す機械。
蒸留器です。これも二セットありました。
米と芋を発酵する、一次仕込みと二次仕込みの甕壺が並んでいます。
蔵を見学しながらお聞きした、「焼酎つくりの米や、サツマ芋の原材料は生産者の顔が見えることを大事にして作っている」とのことが印象的でした。
小牧醸造では、小売りはしてなく、近くの堀之内酒店を紹介してもらいました。この酒店で地元三蔵の焼酎を買うことができます。店主の方もなかなかいい方でした。
今回買ったのはこの四本。左から、代表銘柄の「伊勢吉どん」、白麹です。黒麹「轟の露」。「一尚ブロンズ」と「一尚シルバー」。
「一尚ブロンズ」は白麹仕込みでビール酵母を使っています。
「一尚シルバー」は黒麹仕込みで、江戸酵母なるものを使っています。
小牧醸造のURLはこちら。
余談ですが、小牧醸造のすぐ近くに、「ちくりん館」という物産館があります。時間がある方はこちらに立ち寄るのもいいと思います。食堂もあります(水曜定休日)。