江戸時代、鹿児島城下から延びる地方街道の一つにある姶良市蒲生町の掛橋坂(かけはしざか)です。道中最も厳しい難所として知られ、古くは道幅が狭く危険な板敷の道=「桟(かけはし)」が地名の由来になった可能性があります。18世紀末に地山の石を削った石段や切り石を敷き詰めた石畳が完成したようです(姶良市教育委員会パンフレット)。また、2018年NHK大河ドラマのロケ地に使われ、坂の上下には駐車場やトイレも整備されています。
全長約661mで、今回は下のほうから登りました。まず、石段・石畳がない区間、そしてある区間と続きます。ここが登り口。貸し杖も備えてあります。


いよいよ坂が始まるところにある標柱。


林の中を道は続きます。


半分すぎると石畳となります。なかなか風情があります。


石畳です。


坂の出口ちょっと手前にある水飲み場。他にもいくつポイントがあるようですが、気が付きませんでした。昔はここで一息ついたのでしょうね。


坂の出口に着きました。標柱に掛橋坂の説明が書いてあります。



掛橋坂の案内板が坂の上にありました。


訪れたのは4月28日、連休が始まっていましたが、ここまで来る人は少なく、静かにのんびりと散策できました。