いちき串木野市にある、さつま芋つくりからこだわっている小さな蔵です。代表銘柄は「天狗櫻」。ここが蔵です。なかなか歴史とこだわりを感じますね。酒造の会長さんが案内してくれました。訪れたとき、営業の打ち合わせをされていましたが、少し待って、中をいろいろと見せてくださいました。
米を蒸す機械。少量の時は手前で、奥の蒸し器は倍量あるそうです。
手造りの蔵だけに麹室はきちんとしています。
麹室の中。仕込みは夏から始まります。
一次発酵用の甕壺が並んでいます。この方が会長さん。横顔を拝見すると、鼻がしっかりしていて、ちょっとした発酵の様子も見逃さないといった印象です。
二次発酵用の甕壺です。
蒸留器です。順番に、木製、ホウロウ製、ステンレス製。このうち、ホウロウ製が使いやすいとおっしゃってました。
原酒の貯蔵甕が奥に並んでいます。
ここは、さつま芋を洗って磨くところ。
現在、さつま芋の植え付け時期で、ケースに入った苗が置いてありました。
奥の左の扉は収穫したさつま芋を保存するところ。しばらくここで熟成させるそうです。
蔵の中を一通り見せていただき、事務所に戻ってきました。事務所の入り口に白石酒造の看板があります。
事務所の中はこんな感じ。
歴代天狗櫻のレッテルでしょうか。
最後に、蔵の外で会長さんの写真を撮らしていただきました。
白石酒造では、小売りはしていませんが、すぐ近くのファミリーマートで手に入れることができます。下の看板が目印。
このファミリーマート、白石酒造の焼酎直営店(?)も兼ねているみたい。よく見ると「天狗桜市来店」と書いてありますね。
中に入ると、白石酒造の焼酎コーナーがあります。
今回はこの2本を買いました。左が代表銘柄・白麹造りの「天狗櫻」。右は黒麹つくりの「花蝶木虫」。
天狗櫻の裏ラベルです。これを解釈すると、2016年と2017年製の原酒をブレンドしているようですね。