伊佐市大口の郡山八幡神社は、昭和29年に本殿を改築した際に、永禄2年(1559年)・当時の大工が書いた焼酎の文字が書かれた落書きが見つかった事でも有名な神社です。この落書きは、「焼酎」の文字の日本最古の使用例で、これにより、この地・大口が焼酎発祥の地ともいわれています。
大口市街地から水俣方向に国道268号線を行くと大きな看板が出ています。
お正月などは参拝客で賑わっているようですが、私が行った日は観光客もほとんどなく、静かに境内を見て回ることができました。また、後で調べると秋には紅葉もきれいなようです。
本殿は国の重要文化財であること、焼酎の落書きが見つかったことなどが書いてあります。
社殿と本殿。
社殿を正面から見たところ。
本殿は入母屋造りで室町及び桃山形式の手法と琉球建築の様式が加味されています。
焼酎の落書き。「工事の時神主がケチだったので一度も焼酎をふるまってくれなかった、とてもがっかりした」という意味のようです。
鳥居の前にある左側の仁王様。
右側の仁王様。
廃仏毀釈で壊されています。