いちき串木野市にある小さな蔵です。道路を挟んで、濱田酒造があり対照的です。入口に看板はありませんが、焼酎のタンクが並んでいるのと、おいしそうな焼酎を作っている雰囲気が漂っているのですぐにわかります。おかみさんいわく、前は看板を立てていたけど、台風で飛んでいくので、やめましたとのこと。

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中に入って正面の大きな建屋が工場。左の建物が瓶詰やラベル貼りをするところ。事務所がこの右にあります。

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大和桜酒造では、すべてが手作りです。中を社長の若松さんが案内してくれました。右下のタンクで米を洗い、左の上が三角の機械で蒸します。本当に手作りの極みです。奥が麹室。青いダウンを着た方が若松さん。

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麹室は石造りで、中に木の部屋があり、石と木の間にもみ殻を詰め温度管理しています。これは先人の知恵と説明していただきました。

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温度と湿度を管理する、入りと出の二つの送風口が上に見えます。麹作りを大事にしているのがわかります。

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米麹を発酵させる甕ツボが並んでいます。

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焼酎の原料の芋を洗って切るのは、外で。

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芋を蒸すタンク。

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蒸した芋を米麹と混ぜて、甕ツボで二次発酵します。

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蒸留器です。

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できた焼酎の出来具合を検定します。

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そして、外にあるタンクで貯蔵・寝かします。

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真ん中にあるのは瓶詰用の機械。ここでは、ラベル貼りも一本一本手作業でした。

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一通り蔵を見学し、事務所でお話しさしていただきました。なぜ、手作りにこだわっているのか、焼酎をただ売るのではなく、商品として売っているのです、などと熱く思いを語っておられたのが印象的でした。▼事務所の玄関です。この時期、今年の焼酎つくりは終わっているからなのか、のれんがさかさまにかかっていました。

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玄関ロビーの展示。

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今回この三本を買いました。いずれも麹は白麹です。真ん中が普段飲み用の大和桜。右が紅芋(紅さつま)が原料の大和桜。左はコメにコシヒカリを使ったヤマトザクラヒカリです。ラベルの文字デザインにもご注目ください。

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今回楽しい蔵見学をすることができました。

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