垂水市・猿ヶ城渓谷の中にある、自社で原料の芋を作り焼酎にする”農醸一体”の蔵元です。この焼酎に会ったのは十年以上前、一度訪れてみたいと思っていた蔵の一つです。ここが入り口。

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そして仕込み場。

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この蔵の見学は自由です。ただし、焼酎製造期のみで、入り口にこんな案内が貼ってあります。

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扉を開けて、中の方に、「見学さしてもらっていいですか」と声をかけると、「案内はできませんがどうぞ」と気持ちよく応対してくれます。それに手を休めて、わざわざ出てきていただいて、こちらのスリッパに履き替えてくださいと案内してくれました。

八千代伝酒造の社是。

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蔵の中はこんなになっています。

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写真でとるとこうなっています。手前に仕込み用甕壺が並んでいます。奥のほう左から、二階の緑に見えるところが芋を選別加工するところ、その下が麹を蒸すところ、その右が芋を蒸す機械、その右二つが焼酎の蒸留器その1、一番右が蒸留器その2でしょう。

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見学者は作業場右の通路から自由に見て回ることができます。

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順番に沿って、案内板があり、フムフムと確かめながら見学していき、見終わると、焼酎の作り方をマスターできます。

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仕込み場の外の貯蔵庫。

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仕込み場の隣に事務所があり、ここで焼酎を購入できます。

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今回購入したのはこの三本。八千代伝は結構よく飲んでいるので、今年は新酒を買いました。左から黒麹仕立ての新酒、真ん中が白麹仕立ての新種、右が無濾過の八千代伝です。

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左黒麹の裏ラベルです。黒も白も同じです。当日収穫した芋を当日仕込むというのもすごいですね。表のラベルのデザインは、「軍手で畑の土を握り、収穫の躍動感をラベル表現しました」ということです。

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そして、無濾過八千代伝の裏ラベルです。

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数年前、麹にも芋麹を使った、すべて芋からなる「からから」という焼酎を出していましたが、今は作っていないということでした。それから、今年鹿児島では、サツマイモが腐る原因不明の病気が流行っているので、「大変ですね」と聞くと、「毎年、サツマイモを植えるところを変えるなど気を配って管理しています」とのことでした。

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