仕込みからラベル貼りまで、手作業で、たったの三人でやっている焼酎蔵です。
中に入ると、蔵の代表のお母様が出てこられ、蔵の見学をお願いすると、気持ちよく「どうぞ」とおっしゃっていただきました。まずは、車を蔵の裏に移動。

この時期5月、まだ焼酎造りはやっていないので、蔵の灯りのスイッチを入れ、焼酎造りの工程と蔵の歴史を丁寧に教えて頂きました。
お米(国産米)を蒸して、麹と混ぜる装置。

製掬装置。蒸したお米をこの三角装置に移すのは手作業との事です。

一次仕込みの和甕。奥は二次仕込み用の甕。

さつま芋を削ってベルトコンベアで上に運びます。

さつま芋を粉砕する装置。

ベルトコンベアで運ばれたさつま芋を蒸します。

蒸したさつま芋と一次仕込みのもろみをこの大きな甕で混ぜて二次仕込みに進みます。ここから先ほどの甕に移すのも手作業。


蒸留器です。

お店の方に移ります。吉永酒造の銘柄が並んでいます。


今回はこの4本を買いました。左から黒麹作りの「利八」、白麹作りの「利八」、さつま芋にジョイホワイトを使った「利八」、指宿エクセレント「利八」。

黒麹「利八」の裏ラベル。

ジョイホワイト「利八」の裏ラベル。

指宿エクセレント「利八」の裏ラベルです。

指宿にある6社の蔵元で、河内白麹エクセレント菌を使用した焼酎の証としてこのマークがついています。

さつま芋の磨きの工程ではさすがに臨時の方に作業してもらっているようですが、焼酎造り全ての工程を三人でやり、美味しく仕上げられているのはすごいです。焼酎造りの一シーズンで5kgは痩せるそうです。燃料費等の値上がりとか、さつま芋の元腐れ病とか、いろいろと大変でしょうが、ぜひ頑張ってほしいと思いました。
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