隼人塚史跡公園(JR日豊線隼人駅徒歩三分)にある隼人塚は、古代南九州のクマソ・隼人族の反乱にちなみ、その供養のために建立されたと伝えられ、大正10年3月3日に国の史跡に指定されました。しかし、隼人族が大和朝廷に反乱を起こしたのは奈良時代ですが、その造立を裏付ける物は見当たらず、最近では平安時代の仏教遺跡と考えられるようになっているとの事です。 隼人塚史跡公園。石碑の右上マンションビルの下にあるのが隼人塚です。

史跡公園の案内図。

隼人塚。マンションが入らないように隼人塚だけ写真に撮るのはなかなか難しい。五重塔三基とこれを守る四天王石像からなります。右・前が持国天(東)、後が多聞天(北)、左・前が増長天(南)、後が広目天(南)です。普通はそれぞれ東西南北の方向を向いているのでしょうが、いずれも正面を向いています。また、石像は足で邪鬼を踏んで押さえています。

隼人塚の概要。

隼人塚石塔復元完成図。平成11年12月に約800年前の創建当時に近い形で復元されました。
隼人塚詳細については、公園内にある霧島市立隼人塚史跡館で知ることができます。なかなか立派な施設です。

トイレはこの後方。

入館料金は大人150円。

切符。

展示室内のパネル。もっと詳しい事は自由に聞いてくださいと職員の方が言ってました。



隼人族の楯。

正国寺の石仏の展示もありました。平安時代の作。

史跡館を一通り見て知識を仕入れてから、隼人塚を見るとより面白いと思いました。