祁答院蒸留所は、手造り麹、木槽仕込み、木樽蒸留にこだわった焼酎を作っています。県道42号線沿いの藺牟田温泉付近にあり、案内の看板が出ているので、これに沿っていくとすぐにわかります。

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中に入ると、大きなタンクが並んでいて、玄関入り口はこの奥にあります。

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ここが、工場の入り口。駐車場に車を止めていると、お嬢さんがわざわざ出てきて工場見学の案内を丁寧にしてくれました。

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祁答院蒸留所はもともと甑島に蔵がありましたが、平成19年に、ここ薩摩川内市祁答院町に移転したとの事です。

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さて、工場の中に入ると、まず左側に焼酎を貯蔵するタンクが並び、右側にここで作っている焼酎の説明書きがあります。

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主要銘柄の一つ「青潮」について。

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そして、代表銘柄「野海どう」について。

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ここを過ぎて、焼酎造りの現場を見学します。この蔵では工程を全部詳しく見せてくれます。ともかく、日本初の、木槽芋焼酎蔵なのです。

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もろみを発酵する甕や蒸留機が並んでいます。

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ここは、手造り麹室(ムロ)。

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木槽仕込み。上のビニールを開けると、ブクブクと泡がたち、発酵しているのが見えます。手だけ見えているのが、案内してくれたお嬢さん。

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木槽の高さは 2メートルちょっと。

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後ろにあるのが蒸留機で、一番左が木樽の蒸留機です。

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こうしてできた焼酎は、蔵の裏手にある、貯蔵洞窟「落羽松」で貯蔵されます。光が入らず、1年を通して、一定の温度を保ちます。

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この蔵で造っている焼酎です。ここで試飲もできます。どうも車で来ると、試飲できないのが残念です。

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「野海どう」が代表銘柄ですが、「普段飲みの焼酎は?」と聞くと、「この辺のおじさんたちは「青潮」を飲んでいます」との事でした。今回はこの 4本を買いました。4合瓶サイズで、珍しくスクリューキャップです。真ん中二本の「野海どう」、右が木樽で蒸留したもの、左がステンレスの蒸留機で蒸留した焼酎です。飲み比べてみましょう。

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右端が、普段飲み用の「青潮」。

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この蔵では、麹は白麹と黒麹を混ぜているとの事ですが、左の一本は黄麹で造った焼酎。裏のラベルです。

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もちろんおいしかったです。この焼酎のつまみには、魚系の方がいいかな?

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