国道3号線から高城温泉方面に向かって県道340号線に入り7kmくらい、薩摩川内市の小さい蔵です。造っている焼酎は蔵の名前が付いたあの「村尾」と「薩摩茶屋」の二銘柄。
ナビに従って340号線を左折してすぐ、ここが村尾酒造。
もう少し進むと、「村尾」の提灯が下がった建物と蔵が見えてきます。
ここが事務所。左の建屋は住居でしょうか。
出てきた方に、お伺いすると、小売りはしていませんが、蔵を外から覗くのは構わないのでどうぞとの事でした。
事務所の向う、ここが蔵。入口に仕込みの甕が並んでいます。
中をのぞくと、左手奥の三角屋根の機械が麹を蒸すところでしょうか。建屋の向うの方でサツマイモを磨いているようです。
右側を見ると、左上にあるのが、さつま芋を蒸す機械か。そして右に甕壺が並び、その右に蒸留装置。木樽の蒸留器も見えます。
隣の建屋に異動して、蒸留装置の隣に貯蔵タンクがありました。出荷のケースも並んでいます。
村尾酒造では、ほとんどを鹿児島市の二つの酒店(特約店でしょうか)に出していて、普通の酒屋に直接出しているのは少ないようです。
そこで、前もって聞いておいた、扱っている近くの酒屋さんが、ここ小薗酒店さん。村尾酒造さんの4kmほど手前、道路右側にあります。
お店の方は、感じの良いお母さんです。さすがに「村尾」はおいてありませんが、「薩摩茶屋」はたくさん置いてありました。
今回購入したのは、「薩摩茶屋」一升瓶と五合瓶。
裏ラベルです。「薩摩茶屋」の米麹はタイ産米(長粒米)です。ちなみに「村尾」は国産米使用。いずれも黒麹仕込みですね。
一升瓶の王冠。
こちらは五合瓶の王冠。
道路からちょっと入った山間の、のどかなところにある小さな蔵ですが、美味しい焼酎を造っている気が感じられる蔵でした。隣には柿の樹があり実をつけていました。