甑島にある二つの焼酎蔵の一つ塩田酒造です。
ここが塩田酒造。上甑島・里港フェリーターミナルの近く、里武家屋敷跡のちょっと先にあります。右側の建屋が住居、左側が蔵でしょうか。

訪れたのは7月末、まだ仕込みが始まるには早く、蔵は閑散としていましたが、出てきた方(たぶん六代目のご当主?)に、蔵を覗かせていただけるか伺うと、残念ながらお断りしているとの事でした。また、小売りもやってなく酒屋さんでお求めくださいとの事でした。

そこで、宿泊した宿で酒屋さんを紹介してもらいました。鷺山酒・釣具店さんです。釣り具も売っているので、朝早くから開いています。

塩田酒造は、一蔵一銘柄を守っているところで、購入したのはこの二本「六代目百合」。左が25度、右が35度です。いずれも米麹はタイ産米、黒麹で造っています。

25度のラベル。

35度のラベル。

王冠には百合の模様があります。

ところで、甑島には高校がなく、中学を卒業して15歳の春に、島を離れ鹿児島本土の高校に進学します。これを「島立ち」といいます。塩田酒造では、中三の子供たちが育てたさつま芋を使って特別に「島立ち」という焼酎を造っています。ラベルには子供たちの名前が書かれています。成人式にこの5年間寝かした焼酎を飲むんだそうです。