島津斉彬によって進められた集成館に工業用水を供給した水路で、平成27年7月5日に、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。もともと鹿児島はシラス台地で水がたまりませんが、鹿児島城下を流れる稲荷川上流関吉は凝灰岩の渓谷でここから取水し、仙巌園まで、7km、18のトンネルを経て引かれています。

関吉の疎水溝は県道25号線沿いにあり看板が出ているのですぐにわかります。
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関吉の疎水溝までここから370m、徒歩5~10分です。途中にしっかりと案内板が出ているので迷う事もありません。
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疎水溝まで、のどかな田園風景が続いています。現在でも、ここ周辺の農業用水路として利用されています。
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道をたどっていくと立派な案内があります。Img_0204m

地図の所を拡大してみます。

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もう少し進むと、関吉の疎水溝につきます。ここから先は立ち入り禁止。
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ここにある案内板です。
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この地図からすると、次の赤い点線のところに堰が作られていたようですね。
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こうしてみると島津斉彬という人はすごい人だったんだなあと思います。明治維新に触れるいいスポットです。

さて、以前は、田んぼの中の世界遺産で、周りに何にもありませんでしたが、今年(2018年)5月に物産館がオープンし、随分便利になりました。
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ここのトイレもいいんですよ。きれいだし、エアコンもきいています。
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