南さつま市金峰町、日本三大砂丘の一つ吹上浜の近くにある小さな蔵です。県道294号から少し海側に入った、農地の集落にあります。櫻井酒造の伝統的な銘柄「さつま松の露」の看板がかかっているここが蔵。この銘柄は、どうも商標の関係で県外で使えないようで、そこで「櫻井」が生まれたらしいです。


東の方向には九州百名山の一つ、南薩の名峰「金峰山(636m)」を望みます。これが銘柄の名前になっています。


道を少し進行んだところに櫻井酒造の看板が立っています。


家族経営の小さな蔵といった感じ。入口を入り、すぐ右の建物のドアを開け、中にいた方に「小売りされてますか」、「蔵の見学できますか」とお聞きします。「小売りはしてますが、見学は皆さんお断りしてます。」ということでした。


事務所は写真には写っていない左側の建物にあり、そこから商品のパンフレットを持ってきてもらい、次の二本を仕入れました。左が蔵の代表銘柄で、白麹の原酒をベースに黒麹の原酒をブレンドした「金峰櫻井」。右が地元の厳選された黄金千貫を使用した黒麹100%の「黒櫻井」です。


ところで、櫻井酒造さんの蔵の前はラーメン屋さん。ラーメンの暖簾が風情があっておいしそうでしたが、ちょっと昼には早かったので、今回はそのまま帰ってきました。次回来たときはぜひ食べてみないと。