去年に続き、横浜本宅でのお正月。両親から引き継いだお膳と吸い物椀を取り出し、鹿児島の我が家風お正月料理で新年を迎えます。

右が菓子膳、左が本膳です。菓子膳には黒豆と白豆、それとお菓子をのせました。

本膳には、中央にかずのこ、左下から時計回りに、鯛の昆布締め、ぶり、いくらのお刺身、酒肴盛り合わせ(穴子の八幡巻き、昆布巻き、紅白かまぼこ、伊達巻き、紅白なます、酢バス、菊花かぶ)、炒り鶏、たたきごぼう、酢だこ。

昆布締めは、前日から利尻昆布で巻きました。

お膳の他に、いくつか料理を盛り合わせます。
キンカン、きんとん、錦卵(吹き寄せ玉子)と「キン」の付く品の盛り合わせ。エビのツヤ煮、シイタケ含め煮のお皿、そしてゴマメ。

錦卵はセルに入れて蒸しあげます。

煮しめ(こんにゃく、タケノコ、ハス、飾り人参、シイタケ)の大皿と、今年で三年目の鶏の山椒焼きです。

山椒焼きは鶏ももと鶏ひき肉を重ね、フライパンで焼いてたれで味付けします。

鹿児島のえび雑煮。

エビは出水産で、焼いて蒸しあげ、干したものです。

今年のお酒とお飾り。

デザートの柚子寒天。

12月27日くらいから始めて、今年も良いおせち料理ができました。いつまでこの品数を作り続けられるか分かりませんが、できるだけ長く鹿児島の我が家の伝統を引き継いでいければいいなと思っています。
それにしても、新型コロナ、早くどこかへ行ってほしいものです。