今年のお正月は、2年ぶりに横浜の本宅で迎えました。我が家では新年は最大のイベント、12月27日からぼちぼちと作り始めます。特に本年は8人のお客様と一緒に元旦のお祝いという事で朝8時過ぎからおせちの用意。
スタート13時を目指して、12時におおよその準備中。

さすがに我が家には8人分のお祝い膳はないので、ちゃんとしたお膳と琉球塗りのお膳を総動員。できたところから盛り付けラップをします。左下の空いているお椀にはお客様が来てから盛り付ける、お刺身が乘ります。

お膳がそろったところです。中央にかずのこ。左下からお刺身はタイの昆布締めといくら、酒肴盛り合わせ(牛肉の八幡巻き、紅白かまぼこ、伊達巻き、酢バス、菊花かぶ、たたきごぼう、飾り人参)、炒り鶏、黒豆、白豆、紅白なます、酢だこ。白豆は今年は十六寸(とろくすん:縦に十個並べると六寸になる)豆です。

大皿・その1は錦卵、キンカン、田作り。今年は何回やってもキンカンがうまく作れず少し皺が寄ってしまいました。

錦卵(吹き寄せ玉子)はこんな感じでセルに入れ蒸しあげます。

田作り。今年はうまくできました。

大皿・その2。ラップがかかって見にくいですが、鶏の山椒焼き、昆布巻き、ぶりの照り焼きです。

鶏の山椒焼きは、昨年からの新作。鶏もも肉と鶏ひき肉を重ね、焼いてたれで味付けします。二年目なのでうまくできました。

大皿・その3。えびのつや煮。

これは、鹿児島別邸で収穫した渋柿を干し柿にしました。なかなか立派。

そして鹿児島のえび雑煮。我が家では最後に出ます。

エビは、30日夕方から昆布と一緒に水につけ、戻しておきます。今年はエビが不漁との事でいいお値段しましたが、立派なエビが手に入りました。

デザートに柚子寒天。柚子は鹿児島別邸に実ったもの。今年は桜の花に見立てて型を取りました。

元旦のお飲み物。いつもながら、お正月にふさわしい「開運」のお酒も用意してます。鹿児島の実家では、昆布とするめを添えてお屠蘇をいただいてました。

他にこんなお酒とワインも。


いろいろとお客様が来て10人以上になりましたが、楽しいお正月のお祝いをすることができました。今年こそはコロナも収束しいい年であってほしいですね。