8月21日、今年も蒲生太鼓(テコ)踊りが開催されました。
太鼓(テコ)踊りは、約400年もの歴史を持つ郷土伝統芸能で、島津義弘の手によって広められたものです。その勇壮さから、文禄、慶長の役から凱旋踊りとして、或いは流行病を鎮める効験があるとして、鹿児島県内各地に伝承されています。明治初年以来、蒲生では、八月二十一日(旧暦七月二十一日)に蒲生八幡神社に奉納されています。これまで北・下久徳・川東の三地区で保存会を作りこの日に公開してきましたが、平成24年に旧姶良町から春花太鼓踊り保存会も参加し、四保存会合同で現在に至っているとの事です。太鼓踊りの詳細は以前書いた記事をご覧ください。
今年は猛暑が続き、当日も朝から35度を超える猛暑日。それにも負けず先頭で指揮をとるホタ振りの子供はもちろん皆さん頑張って踊りを奉納してくれました。
まず先頭は下久徳保存会の皆さん。
二番目は春花保存会の皆さん。
三番目は川東保存会の皆さん。
最後は北保存会の皆さん。
辻通りを練り歩く道太鼓、そして蒲生八幡神社での庭踊りが行われました。社殿の左に見える大きな樹は日本一の蒲生の大クスです。
蒲生神社で奉納のあと、それぞれ夕方まで集落の中を回って踊りを奉納していました。