我が鹿児島別邸には渋柿と甘柿の木が一本ずつあり、今年は柿のなり年で実をいっぱいつけました。そこで、ネットで調べながら、いろいろな柿を作ってみました。

まずは、渋柿。



その1、定番の焼酎で渋抜き。
枝についていたところをヘタぎりぎりで切り、よく洗い、乾いた布巾などで拭きます。そして、10秒くらいヘタの所を下に35度の焼酎に浸し、ビニール袋に入れて保管します。

柿の大きさや温度にもよりますが、一週間から10日ほどで渋が抜けます。
皮を剥くと中はトロットロ。

その2、塩柿です。水1L、塩35gの割合の塩水に、よく洗った柿を漬けこんでいきます。一月ほどたつと渋が抜け、マンゴーのような味に変身するそうです。まだ仕込み中で、食べるのはもう少し先。楽しみです。

次に甘柿。


その1、吊るし柿。
渋柿で作るのが普通のようですが、我が家の渋柿は小さいので、甘柿で作りました。柿をよく洗って皮を剥き、カビ防止のために熱湯に10秒ほどくぐらせます。

柿の実が付いている枝をTの字で切り、ひもで結んで吊るす代わりに、ミカンネットに入れて天日干ししました。

二週間ほどたつとこんなに小さく。途中一週間で、柿をもんだり、時々、霧吹きで焼酎を吹きかけてあげました。

できあがりは小さいですが、ちゃんとした干し柿になりました。白いのはかびではなく、糖分ですよ、念のため。
今年の正月はこの干し柿を使います。

その2、柿チップス。熱湯処理した柿を厚さ2mm程に切り、笊に並べて天日干しします。

5日ほど天日干ししたところ。大分小さくなりました。

できあがり。ウイスキーなどお酒のつまみによさそう。半年くらいは保存も大丈夫とか。

その3、柿の皮チップス。柿の栄養成分は皮と実の間にぎっしり詰まっています。特にポリフェノールもたくさん。というわけで捨てるのはもったいない。剥いた皮をこれも笊に並べて天日干しします。

5日ほど天日干ししました。

できあがり。ネットに柿の皮チップスを使ったレシピーがいくつか出ているので、これから試してみます。ミキサーで粉にして使ってもよさそう。

庭に実のなる木があると、季節ごとにいろいろと楽しめます。
今年は、途中で、何度か摘果したのですが、なかなかもったいなくてハサミが鈍り、結局渋柿は300個くらい収穫しました。次年はもっと大胆に摘果して、もっと大きな実をならしたいなと思います。