8月の夏休みも終わり、観光客も少し減ったことを期待して熊本・通潤橋~宮崎・高千穂へ一泊旅行してきました。
先ずは通潤橋。
高く積み上げた石造りのアーチ橋から放水される映像を見た方も多いと思います。今年2023年6月の文化審議会で「国宝」に指定するよう答申されました。できたのは1854年(嘉永7年)、竣工から170年たった今も現役の農業用水路として働いています。
年間の放水カレンダーがあり、放水日の13:00から15分間放水されます。また、道の駅で橋上観覧証を購入して橋の上から放水の様子も見学できます。
ここが通潤橋。着いたのは11時半頃、13時からの放水に合わせて、駐車場はほぼ満車でした。
橋の左側に取水口があり、橋上部に埋め込まれた通水管で右側のプールに一度溜め、右側に拡がる白糸大地の棚田へと給水します。
橋上観覧証。一人一枚500円です。
橋へは左右二つのルートがありますが、一度川に下りて進む右側がメイン。ちょっと小さく見えている、橋の左下にゲートがありここで観覧証を見せて橋に登ります。
橋左側のちょっと小高いところから見た通潤橋です。
左側にある取水口。放水30分くらい前に係りの方が堰を開け、橋対岸のプールへと水を流します。
橋の上部。橋の幅は約6.3mです。思ったより広いですね。
橋中央から向うの方に道の駅が見えます。
橋の対岸に渡ると通潤橋の石碑が立っています。
通潤橋の概要。
吹上樋とよばれる通水管。これを漆喰で繋ぎ合わせて水を通しています。
橋の中央に戻って、放水口の栓を上から見たところです。これを外すと橋左側から取り入れた水と、右側のプールに溜めた水が合わさって勢いよく流れ落ちます。
放水開始。放水口は正面に二つ、反対側に一つ、都合三つあります。最初は一つ。
すぐに二つの口から勢いよく水が放水されます。
橋の左右、こんな感じですね。
今度は川辺に下り、橋を見上げて写します。
大迫力です。
これは少し離れたところから。若干水の勢いがなくなってきたかな。
放水時間は15分ですが、結構いろいろと、いろんな角度から写真撮影できました。通潤橋が国宝となるとまた観光客が増えるでしょうね。
通潤橋の説明の中に「サイホンの技術を使っている」旨の記述がありますが、これはよく理解できませんでした。