平家の落人伝説、源氏の武将・那須大八郎(那須与一の弟)と平清盛の末裔・鶴富姫の悲恋の地、鶴富屋敷のある上椎葉中心部に向かいます。
椎葉村に向かう国道の案内標識には、ほとんど椎葉村・鶴富屋敷と並列して書かれていました。
椎葉民族芸能博物館と椎葉厳島神社にはこの階段を上っていきます。
神社本殿。
厳島神社の由緒。
立派な土俵がありました。ここでかの大横綱・千代の富士が土俵入りしたそうです。
椎葉民族芸能博物館です。椎葉村といえば柳田國男、日本民俗学発祥の地と言われています。ちなみに、博物館と鶴富屋敷見学の共通割引券もあります。鶴富屋敷に泊まるとさらに割引があります。
高台から見た鶴富屋敷と中心部に向かう道路。
つるとみ通り・椎葉銀座です。立ち寄った酒店で椎葉村に焼酎蔵があるかお聞きしたら、隣の諸塚村には二つあるけど、焼酎作りに回せるお米や麦はなかったので椎葉村にはないということでした。
鶴富姫と那須大八郎が並んで出迎えてくれる鶴富屋敷・那須家住宅。
国指定の重要文化財です。
立派ですね。
中はこうなっています。
右端のどじ、かまどのところ。
鶴富廟堂と書いてあります。
本宅に隣接する旅館・鶴富屋敷。前にあるのはひえなどをつく臼でしょうか。
閑話休題。ここのお風呂にかかっていました。男、女、家族が入っているよと案内してくれます。
さて、楽しみの夕食。特別料理を頼むと本宅に用意してくれます。今回は我々夫婦だけでちょっと寂しかったかな。冬だと囲炉裏で魚を焼いて、かっぽざけなんて飲めるようです。
食べきれないくらいの、盛りだくさんのお料理。これにご飯、みそ汁とデザートがつきます。
おかみさんにお聞きした料理のお品書きを、覚えているままに書いてみました。天婦羅と焼き魚が温かくなかったのと、おそばが最初から出てきたのが少し残念。家族で切り盛りしているから仕方ないかな。
食事を終えた後。おいしく食べて飲んでほぼ完食です。
朝ごはん。
夕食もそうでしたが、もちきびやひえなどが入ったご飯です。お米一合に大さじ1入れるそうです。
食堂の壁に宮崎県の民謡・ひえつき節の歌詞が貼ってありました。
ひえをつく労働歌とばかり思っていましたが、那須大八郎と鶴富姫の恋の唄なのですね。一番二番は逢引きの手はずの唄です。
鶴富屋敷の宿泊者ノートを見ると、柳田國男に惹かれて来ましたという書き込みがたくさんありました。早朝ウォーキングなんていうオプションもあり、登山や釣り、いろいろな楽しみ方ができるところです。