人吉旅行、二日目。
青井阿蘇神社に参拝し、人吉城跡、球磨川・梅花の渡しをめぐり、倉カフェで昼食後、帰路鹿児島へ。
■国宝・青井阿蘇神社
先の水害で門前の蓮池に架かる三連アーチの禊橋は朱色の手すりが壊れたままです。
朱色の鳥居をくぐります。右に国宝青井阿蘇神社と書かれています。2008年に国宝指定されました。
楼門。
茅葺の拝殿。桃山様式です。
拝殿の中。
神社全体を横から見たところ。一番右側が神明作りの本殿。復興工事の職人さんがたくさん入って仕事をしていました。
■人吉城跡
三の丸、二の丸、本丸(護摩堂)等の建造物は西南戦争で焼け落ち、人吉城跡公園となっています。現在水害で被災し一部立ち入り禁止となっていました。
多門櫓側駐車場から見た城跡。小高い丘の上に建てられていました。人吉城歴史館は休館中。
大手橋を渡って外側から見た多門櫓。
球磨川と武者返しで守られています。
ここの入り口から人吉城跡に行きます。
結構長い階段を登ったところが三の丸跡。
三の丸跡からの人吉市内展望。
もう一登りして二の丸跡へ。
さらにもう一登りして本丸跡へ。ここには本丸はなく護摩堂が建てられていて、その礎石が残っています。
本丸跡まで、朝食後のいい運動になりました。
■球磨川くだり・梅花の渡し
球磨川といえば球磨川くだりですが、残念ながら昨年の水害で被災していまだ復旧ならず。ラフティングはやっているものの60歳までの年齢制限。そこで雰囲気だけでもと、梅花の渡しに参加しました。料金は通常2,000円の所を、復興キャンペーン中人吉市の宿泊者は1,000円割引で、一人1,000円。
以前あった球磨川くだりの発船場は被災してHASSENBAとしてリニューアル。食堂も併設されていて、ランチタイムには結構多くのお客さんが利用されていました。
梅花の渡しは、HASSENBAから対岸の人吉城までの渡し。
人吉城側。昔はここから城内に物資を運んだそうです。HASSENBA側の水深はそこそこ深いのですが、水害で砂利が堆積し城側は底が見えるくらいに浅くなっています。
こちら側から対岸まで行って帰って「渡し」しながら周りをぶらぶら楽しむアクティビティでした。ヤマセミの姿を見かけたりしたものの、ちょっと物足りなかったですね。2,000円は高いかな?
■倉カフェ
お昼は小高い丘の上にある「kura倉cafe」。当初旅館・たから湯(現在休業中)の別館としてオープン。お値段はランチ2,500~なのでちょっとリッチ。
県道33号線からちょっと入ったここが入り口。上に駐車場があります。
レストラン。地元のお肉や野菜、自家製のお米などを使ったお料理を出してくれます。
窓から球磨川が見えます。橋の上まで水に浸かった状態を思い浮かべると、その被害の大きさが良くわかります。
ステーキランチを注文しました。席に着くと庭で摘んだハーブティー、そしてサラダが出てきます。当日はお客さんが多かったのか、メインのステーキまでしばらく待たされたのが残念。
食後の飲み物とデザート(季節のくりのお菓子でした)つきです。
■道の駅人吉/人吉クラフトパーク石野公園
物産館、伝統文化工芸館、民工芸館、焼酎館などいろいろな施設があり、各種体験できます。難を言えば、駐車場から公園まで結構長い階段を登っていきます。足の悪い方は上まで車で行くことができます。
人吉は小さい街ですが見どころが多いところです。今回の一泊二日の旅行が一つのモデルコースとして参考になればいいなと思います。