私の鹿児島別邸にスモモの樹があり、今年もいっぱい実を付けました。全部で優に10kgはあったでしょうか。スモモ酒、甘露煮、ジャムを作ったり、少しだけ小鳥さんたちに残して、使い切れないのは近所の方におすそ分けしました。春から初夏にかけて、ラッキョウ、梅干し、ルバーブ、スモモと田舎暮らしも忙しい。

さて、今回はスモモの甘露煮とジャム作りのお話。
皮の所に栄養があるので皮を剥くか剥かないか考え処ですが、私は下茹でを兼ねて、スモモの皮を湯剥きします。順にレシピーを紹介します。

[湯剥き]
熟したスモモをきれいに水洗いして、キッチンペーパーで水分をふき取ります。

湯剥きで皮が取れやすいように、ヘタの所をナイフの刃先でとり、反対側のとんがったところに十字を入れるとともに先端部の皮をちょっと取ります。

熱湯で4分、水にとって皮を剥いたところです。トマトのようにツルンとは剥けないので、包丁で剥くのとあまり時間は変わらないですが、見た目はきれい。それに下茹でを兼ねているので実はだいぶ柔らかくなっています。

[甘露煮とジャム作り]
甘露煮とジャム、作り方の基本は同じ。

鍋に湯剥きしたスモモと砂糖を入れます。
砂糖の量は、湯剥きしたスモモの40%。普通の白砂糖を使いました。

最初、中火で砂糖を溶かします。砂糖が溶け、ぐつぐつして来たら弱火にして落し蓋をします。

泡が鍋の上くらいまで来るようにして煮込んでいきます。


この状態で20分煮込めば甘露煮の完成。(固めが好きな時は15分。あくをきちんととればもっと丁寧でしょうね。)


ジャムの場合は、この後さらに20分ほど、途中つぶしながら、好きな硬さになるまで煮詰め最後に種を除けばジャムの完成。煮沸した瓶に保存します。


甘露煮がつぶれないようにタッパーに移して写真を撮りました。

甘露煮を試食。シロップで書いたハートの上に盛り付けてみました。

スモモでいろいろと楽しむことができました。