サワーポメロは文旦(ザボン)の仲間で、鹿児島の在来品種大橘(おおたちばな)を改良してできたものです。大橘だとなかなか今風ではない名なので、鹿児島ではサワーポメロとして早春のこの時期売られています。宮崎のパール柑とか、土佐文旦などがお仲間ですね。
鹿児島・串木野が一番の産地。また、鹿児島県・伊佐市のふるさと納税返礼品の一つに、文旦、サワーポメロ、日向夏三種のジャム詰め合わせセットがあります。

さて、我が鹿児島別邸に5年前に植えたサワーポメロの樹も大きくなり、今年は30個近く実を付けました。ちょっと調べてみると、どちらかというと土佐文旦に近いかなあという気もしますが、それはそれとしていろいろと食べるのを楽しんでいます。
サワーポメロは文旦の仲間なので収穫してから2~3週間たったころが食べごろとなっています。もちろん果実をそのまま食べてもおいしいですが、皮が厚いのでジャムにしたりボンタン(文旦)漬けにするのがおすすめ。

今回は、私が作るサワーポメロジャムのレシピをご紹介します。
これがサワーポメロ。大きさは10~15cmあります。

一日目。1個を8等分し外皮と実の部分に分けます。実の袋と種を除いて総重量約400gでした。

皮の部分は一晩水に漬け、途中水を2回ほど換えます。

二日目。一晩水につけた皮を幅2mm位に切り、水から中火で約20分煮て茹でこぼす。これを2回やり苦みを取ります。

実の部分は袋を剝き、実と種に分ける。

2回茹でこぼしたら軽く絞って、ざるにあけて10分ほど水を切ります。

これから砂糖で煮込んでいきます。量は皮と実の重さとほぼ同じ、今回は400g。
まず半量の砂糖をまぶして、20分ほど置きます。

煮込み開始。紅茶袋に種を入れ、一緒に煮みます。種のペクチン成分がとろみをつけてくれます。

中火で約25分くらい煮て、好みの固さで出来上がり。途中20分くらいで種はとりました。実は止めるタイミングが難しい。冷めると固くなるので結構じゃぶじゃぶ状態でもいいですが、何回かやって実感するよりないですね。

熱いうちにジャム瓶に詰めます。3個とちょっとできました。

機会があったら是非一度試してみてください。