鹿児島別邸の庭に渋柿の古木があります。実は小さいのですが、これが結構おいしい。今年は裏年だったのと、この猛暑で収穫量は昨年の半分くらいだったでしょうか。それでもあおし柿にしたり、吊るし柿にしたり、塩柿に漬けたりといろいろと楽しむことができました。
残った柿は鳥さんに食べてもらおうとそのままにしていたのですが、先日草取りしていて見上げると、「おいしくなったので食べてよ」という声がなんだか聞こえます。
見ると、残した時はまだ小さかった実が10日くらいで大きくなり色づいて美味しそう。早速収穫してあおし柿にしました。
まず洗ってヘタのところをきれいにして笊にあけます。

バットに25度の焼酎を入れ、その上にヘタを下にして15秒ほど浸します。

後はジップロックに入れて霧吹きで焼酎をかけ空気を抜いておいておくだけ。1週間から10日ほどでシブが抜けます。常温に置いたり冷蔵庫にしまったりすることで熟成の進み具合も調整できます。

あおしてシブ抜きした柿は甘柿とは一味違う美味しさがあります。
余談ですが、一番おいしい渋柿の食べ方は、木の上で十分熟した柿を食べることです。熟成してシブが抜け、この甘さ比べようがないくらい美味しいです。
それから今年ももちろん吊るし柿作っております。
